
スポーツ外傷・障害
スポーツ外傷とは、スポーツ中に原因がはっきりとした偶発的なケガのことをスポーツ外傷といいます。例えばプレー中に転倒した、捻った、相手とぶつかったなどして起きたケガのことを言います。
これに対して、スポーツ障害とはスポーツ動作によって体の各部位に継続的にかかるダメージが蓄積していき骨、筋、靭帯などを損傷してしまうものをスポーツ障害といいます。
初期ではスポーツ後の痛みのみ、中期ではスポーツ活動中の痛みが出現、最終的には日常生活でも痛みが出現してしまう状態となってしまいます。このような状態を放置したままスポーツを続けていくと練習のみならず試合への出場などが制限されてしまいます。
スポーツ障害の原因としては以下のものが挙げられます。
① 練習量の多さによるもの
② 体のメンテナンス不足(ストレッチ等)によるもの
③ 無理な体勢や動作によるもの
④ 靴や道具の不適合、練習場所の環境の悪さ
⑤ もともとの体のアライメント(骨並びの影響)によるもの
当院はこのようなスポーツ外傷・障害の治療を人体解剖学及び運動学をもとに、電療や手技、運動療法及び姿勢分析におけるアライメント調整や練習量や靴などの環境改善を行い、早期回復・早期復帰を目指していきます。
首
首におけるケガは接触プレー、転倒といったコンタクトスポーツなどで起きることがあります。
首は筋肉や靭帯だけでなく、神経や血管が多く存在する部位のためケガをした場合は適切な処置を行う必要があります。
外傷・障害
頸部捻挫(むちうち症)
頸部過伸展症候群(バーナー症候群)
頸椎椎間板ヘルニア
腰
腰のケガは近年とても多くみられます。その背景には運動量の増加や柔軟不足があげられ、幼少期にこのような無理な練習を行うことで疲労骨折などを発症するケースが頻発しています。単純な腰痛と思わず長引く際には適切な診察や治療、安静を行っていただくことが重要となります。
外傷・障害
急性腰痛・腰椎疲労骨折
辷り分離症・腰椎椎間板ヘルニア
肩
肩のケガでは直接的な負傷と間接的な負傷があり、前者ではコンタクトスポーツでみられるぶつかるや転倒などによって起きる脱臼や骨折があり、後者では球技などにみられる連続的な動作によって起きる関節や靭帯、軟骨損傷が多くみられます。このようなケガは成長線などを損傷し後に運動障害を招くことがあるため正しい治療を行うことが重要となります。
外傷・障害
肩関節脱臼・肩鎖関節脱臼
鎖骨骨折・腱板損傷・インピンジメント症候群・上腕骨近位骨端線損傷・ベネット病変・関節唇損傷
上腕二頭筋腱損傷
股
股におけるケガはサッカーや陸上などの走るや蹴るなどの動作が頻繁に行われることによって起こるケースが多くみられます。
股関節は腰や足に関係する動きに影響が多く、この影響力が強くなった場合に最終的に疲労骨折や剥離骨折、靭帯損傷が起こることがあるため股だけでなくそのほかの関係性を細かく確認することが重要となります。
外傷・障害
股関節捻挫・股関節唇損傷
恥骨結合炎・恥骨疲労骨折
股関節インピンジメント(FAI)
鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)
肘・手首
肘・手首のケガでは球技やラケットなどの道具を使う競技に多く見らます。特に肘関節のケガは小児外傷の中でとても注意深く観察していくことが必要な部位です。
肘の軟骨が連続的動作によって剥離や損傷を起こし、最終的には手術を要することがしばしばみられることがあるため、痛みや可動制限を感じることがあればすぐに受診することをお勧めします。
外傷・障害
肘関節脱臼・上腕骨外側上顆炎・上腕骨内側上顆炎・離断性骨軟骨炎・尺骨神経障害
TFCC損傷・橈骨遠位端部骨折
指骨折・マレットフンガー
膝・足首
膝や足首のケガは競技上頻発するケガです。
その中でも足首の捻挫はとても重要となり、靭帯損傷や剥離骨折などを見落とし、単純な捻挫と勘違いし正しい固定や休養を行わないことで長期化するだけでなく、後に後遺症となってしますケースがあるため適切な診察、治療を行うことをお勧めします。
外傷・障害
膝関節捻挫・前後十字靭帯損傷
半月板損傷(離断性骨軟骨炎)
タナ障害・側副靭帯損傷・ジャンパー膝・オスグッド病・膝蓋骨脱臼
30分程度
300円~1,800円
※施術時間は電気治療、固定などの時間も含みます